三島屋の和楽器三昧

三島屋楽器店の和楽器づくりや和楽器の豆知識をお伝えする三島屋ブログです。

タグ:三島屋

こんにちは!「三島屋の和楽器三昧」
和楽器を作り続けて100年の三島屋楽器店
福山工場のカズキです。


お筝製作に欠かせない道具の1つにトリマーという機械があります。
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マキタ トリマー 3701      今は 3702になってるみたい
DIYにも欠かせない道具ですね。

溝を正確に切ったり、彫ったり大活躍です!


うちのトリマーちゃんは20年以上使っているベテランさんです。

だから、たまーに暴れるんです!

ブルブル震えるの!

使用頻度が多いのである部分がメゲてしまうんです。
               ↑(備後の言葉で壊れるという意味です。)

その場所は、ベアリング
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このドーナツの中にボールが入っていて、
機械の軸をスムーズに回転させるんですよ。


そのボールが摩耗すると、途端に回転がブレるんです。


そんなわけでベアリング交換を紹介しちゃいます!!
(実は手順を記録しておく備忘録も兼ねてます




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先ずはカーボンブラシを外す。

外さないと本体抜けないの。

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その外のカバーを外し


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本体抜きました!!

そして、上下のベアリングを外します。
※プーリー抜きを使うんだよ!


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上が外した物

下が新しいベアリング

で、

外した時と逆の順序で組み立てると・・・・・


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完成デース!!


これでブルブルは無くなりました。


外のカバーを付けるとき、隙間があるとうまく回らないよ!
ベアリングの位置を気を付けてね!!


と、自分に言い聞かせるブログでした(汗)


でも、自分でメンテナンスすると、機械の理屈が分るのでとても良いと思いますよ。


それで、壊してしまっても責任は取れませんので
あくまでも備忘録という事で(笑)



今日もありがとうございます。



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明けましておめでとうございます!
「三島屋の和楽器三昧」
和楽器を作り続けて100年の三島屋楽器店
福山工場のカズキです。


本年も宜しくお願い致します!!


実は昨年後半より三島屋さんのホームぺージがリニューアルしています。


今までは和楽器の妖精さんが活躍していたページでしたが
その妖精さんは旅立って行きました。


またどこかで会えたらいいなぁ



URLは変更ありませんよ。
☟をクリック!!
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4月からブログをはじめ、続けたれるのかと不安でしたが

なんだかんだで続けられていますねぇ。

和楽器を、

会社を、知ってもらえているのかなぁ・・・


いや、



知ってもらえていると思いながら、今年も投稿していくぞ!



今日もありがとうございます。



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こんにちは!「三島屋の和楽器三昧」
和楽器を作り続けて100年の三島屋楽器店
福山工場のカズキです。


太鼓の撥は基本は真っすぐな物ですよね。
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でも、地域によってはオリジナルの形の撥を使う事があるんですよ。




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例えば、こんなのとか・・・

桐で作られているんですよ。軽そうだ!!






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これは、朴の木で出来ています。

すりこぎ型ですね。





見本と同じようにということで
DSC_0110
こんな撥も作りました。




同じように作るのは結構大変なんですよ。





未整理画像070404_007
こんなのも作ったことがあります。

なかなか見かけないですよね。





昔から地域伝わる物は、撥に限らず独特な仕様の物が多いですよね。


それに対応できる職人さんが減ってきているので、この先おなじようなものしか作れず


地域の個性が失われていくのではと心配になります。



手に職をもつ職人さんが減らないように、伝承し、需要を増せるように頑張らないと!



今日もありがとうございます。


太鼓の撥についてのお問合せはこちら

http://www.3408.co.jp/detail.html?no=14304



特殊な撥はお問合せ下さいね。


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こんにちは!「三島屋の和楽器三昧」
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福山工場のカズキです。


太鼓の張替えがやってきました。


おおーこれは、三島屋さんの合成ケヤキ太鼓ではないか!!
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画像からは分からないと思いますが、

木じゃないんです!!


ウレタンなんです。


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ね。 皮を取ったらわかるでしょ。


木を刳りぬかないウレタン製の太鼓なんですよ。


木じゃないのに木目があるんですよ!!
すごいでしょう!!


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手触りも木にとっても似ています!!


ウレタンというと柔らかいイメージがあるけど、


この太鼓は、欅に近い硬さなんですよ。


だから鋲も打てちゃう。


なんと張替えも可能!!


胴も木製とは違い、気温・湿度で収縮しないので皮もなかなか緩みません。



価格も木製に比べて安くなっています。
こちらをクリック☟
http://www.3408.co.jp/detail.html?no=14666


IMG_20181218_092947520
この太鼓の製造番号を見たらところ、22年に作られた太鼓でした。


まだまだ頑張れるね。


張り替えて、良い音だそうね!


また大切に使ってもらってね!!


今日もありがとうございます。

合成ケヤキ太鼓に関する情報はこちら
     
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先日ちょこっと紹介した生田のお筝
 その時の記事はこちら
  http://mishimaya-3408.blog.jp/archives/14438529.html 



龍角の上に枕芯がのっていたのが特徴でしたね。
(他にも今の一般的なお箏との違いがあるのですが別の機会に・・・)

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基本的に外れる事はないのですが、



もし、外れたり、交換するときの為に、付け方を伝授しましょう。


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枕芯が無い状態。



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新しい枕芯です。




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7番目の糸に枕芯の中心が掛かるように、
写真のように引っ張ると龍角と糸の間にはさまってくれます。





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そしたら、中心から外に向って1本ずつ、龍角と糸の間に挟んでいきます。




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片側終了しました。






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続いて反対側も同じように・・・・





IMG_20181211_131007556
はい! 綺麗に収まりました。


芯の端っこに、何やら引っ掛けるところがありますね。


ここには、房をかけるんですよ。


今ではほとんど見かけなくなりました。



以上が 枕芯の掛け方です。


1人でも役に立てばえぇなぁ・・・・


まぁ、交換するときって、糸締もセットだから・・・・・


今日もありがとうございます。



糸締・枕芯の交換・ご相談はこちら
    
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今のお筝には龍角部分に白くて硬い「枕角マクラツノ」が付いていますね。
※名称が分からない方はここ☟を見てね。

http://www.3408.co.jp/instruments.html



ですが、枕角を付けていない箏もあるんですよ。

04

左がそのお箏。


赤い紐のようなものが龍角と糸の間にありますね。


この赤い物体 枕芯 と言います。(枕糸と言う所も・・・)


大昔は、この様な 芯 も 角 も なかったようです。

楽箏は、そのなごりもありどちらも付いていません。


はじめは、龍角に糸が食い込むのを防ぐための物だったようです。

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たしかに食い込みが緩和されてる。

どうやら、芯の方が初めだったようです。


では、なぜ 角になったのか?


なぜ何でしょう・・・・


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取り扱っていて思う事は、


枕芯は消耗品で、結構ボロボロになるんです。


その為、劣化しにくい枕角になったのかな。


枕角は、象牙・鯨骨が昔は主流で、今は量産も出来るプラスチック製もあります。
糸に比べたら、そりゃ劣化しないよね。


それに加えて、この部分が硬いものに変わることで、

音が立つ(メリハリの効いた音になる)ようになったからだとも思っています。



音の好みは分かれるところだけど、枕角が主流になるという事は


硬質な音の方がうけたのでしょうかね。


枕芯を角に変えてほしいという依頼もあるから、きっとそんなんだろうなぁ。


今日もありがとうございます。


枕芯 ・ 枕角 どちらも対応可能ですよ。

お問合せは 

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福山工場のカズキです。


糸の張替えで持ち込まれたお箏

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糸が緑色です!

しかも、絹糸ですねぇ。



どこかで見た事あると思ったら、図鑑の表紙にありました。


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※この図鑑、日本の楽器や、その歴史が詳しく書かれていて、
とっても重宝しています。
(でも緑の糸の記事はなかった・・・)



実際に見かけるのはこれが初めて。


どういう用途で使うのかは分からず・・・・・


聞くところによると、愛知県のある神社で使われているらしいとか・・・・


でも、このお筝は広島県内の依頼なんだけど・・・・・



神社関係かな???


今でもこの糸はあるのだろうか???
(今回は普通のテトロン糸に替えるのです。)


しばらくモヤモヤしそうです。


緑の糸についてご存知の方いらっしゃったら、コメント頂けるととても嬉しいです!!


今日もありがとうございます。

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お三味線の皮を張るために皮張り機というものがあります。

機械と言っても、皮を挟んだり、胴を持ち上げたりするだけで。

基本は人の手で、引っ張ったり、感覚で調整したりと

とてもアナログな機械で、かれこれ30年以上は活躍してくれています。


その機械が先日壊れてしまったんです!

IMG_20181114_154004053
ハンドルが支点からポキッ!

ひえぇぇぇぇぇ・・・・



折れるなんて思ってもみなかった・・・・



30年間の金属疲労が蓄積していたのかな。


直さないと、皮が張れないので早速修理なんだけど、同じ部品あるかなぁ・・・・



・・・・・


・・・と探してみたら、ありました!!




溶接しないと使えないんだけどね。
でも、とにかく部品があってよかった!!


で、早速なおってきました。

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おおぅ いい感じ!



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バチッと挟んでくれます(^^)


いづれ他の部分んも壊れるだろうけど、修理可能と分かれば


ガンガン使いますよ~(機械をいたわりながら~(笑))


皮張りのご依頼、ご相談はこちら☟
        http://www.3408.co.jp/form.php

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太鼓の修理がやってきました。


巴が書かれている太鼓ですねぇ


縁まで塗られています!
白い皮に黒い巴が一般的なのですが、レアなケースですねぇ。
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こ〜お太鼓ちゃん、どこの修理かというと………





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反対側の張替えでした!!


この太鼓ちゃんは胴まで塗装していますねぇ



ここまで綺麗な太鼓はなかなか見かけませんね。
大切にされて来た事が分かります。

IMG_20181119_101548951
中央を奇麗に叩いているなぁ。


ここに嫁いだ太鼓ちゃんは幸せものだねぇ



キレイに張替えて送り出すからね。






今日もありがとうございます

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あぁぁ、箏の表面が凹んでる!!

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箏柱の足がめり込んでしまったようです(涙)


上からもの凄い力が加わったんでしょうね。
お客様がかなり落胆していたと聞いています。

そりゃ誰だって、大事にしているものに傷がついたら落ち込みますよ。


でも



安心してください!


綺麗になるんです!!



ほら!!


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木製の場合、凹んだところは浮かせることが出来ます!


パテのようなもので埋めることもあるのですが、そうすると木目を合わせる必要が出てきます。

なので、三島屋さんは極力浮かします。


さて、浮かせたあとは、色合わせて完了なのですが、


あっ!!


仕上がった箏の写真を撮るの忘れてしまった・・・・・



すみません、同じような修理が来たらまた紹介しますね。



今日もありがとうございます。



修理のご依頼はこちら

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