こんにちは。
和楽器を作り続けて100年の三島屋楽器店 福山工場のカズキです。

今回は、お箏のレストアを紹介します。

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お箏は、ハープ や チェンバロ のように絃を弾いて音を出しますが、
大きく異なる点があります。

それは、音を出すためには箏柱(コトジ)という本体と絃の間に立てる部品が必要な事です。
未整理画像100202_026←箏柱(コトジ)

この箏柱は曲によってポジションを変え、その曲に合わせた音階を作り出すことが出来ます。
また、曲中でもポジションを変える事によって、同じ絃でも音程を変えられます。

おかげで、13本しかない楽器ですが、音程のバリエーションは無限!
ハープ・チェンバロにはない魅力です。

そのフレキシブルに移動可能な箏柱ですが、そんな移動を繰り返していると、表面がだんだん削れてきます。

症状が軽いうちは、色を合わせるだけで済みますが、ひどくなるとボコボコに掘れてしまいます。
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そうなったときに表面を削り、焼き直す事で、綺麗な状態に戻すことが出来ます。

焼き直しという作業で

表面を削り
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焼き直し!
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↑画像をクリックすると動画が見られます。


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焼いた直後はまっくろくろすけですが、磨きをかけると・・・

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このとおり!!

美し木目が蘇りました!!

お箏が白くなってしまったと諦めず、一度ご相談下さいませ。





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